札幌では、最低気温が氷点下になる日が増える12月ごろから、水道管の凍結の相談が増えてきます。凍った水道管は水が出なくなるだけでなく、中の水がふくらんで管が割れ(破裂し)、とけたときに水が噴き出すこともあります。
本格的な冬が来る前の今のうちに、凍りやすい場所と予防のしかた、もしものときの応急処置を確認しておきましょう。
水道管が凍りやすい場所とタイミング
水は凍ると体積が増えるため、管の中で凍ると内側から押し広げる力がかかります。とくに次のような場所は注意が必要です。
- 外壁に面した台所・洗面所・トイレ:壁の中を通る配管が外気で冷やされやすくなります
- 北側の部屋や、ふだん使わない部屋:暖房が入らず室温が下がりやすい場所です
- 床下や外に出ている配管:保温材がはがれていたり、すき間風が当たったりすると凍りやすくなります
- 給湯器まわりの配管:給湯器本体は室内にあっても、つながる給水・給湯の配管が壁の中で冷えることがあります
冷え込みが強い夜や、旅行・帰省などで家を数日あけるときは、とくに凍結が起きやすくなります。
凍結を防ぐには「水抜き」が基本
北海道の住まいの多くには、「水抜き栓(不凍栓)」がついています。水抜き栓は、家の中の配管から水を抜いて凍らないようにするための装置です。
- 冷え込みが強い夜や、家をあけるときは水抜きをする
- 水抜きのあとは蛇口を開けて、配管に残った水を出しきる(あとで閉め忘れに注意)
- 水抜き栓の場所と操作方法を、家族みんなで確認しておく
- 床下や外の配管の保温材がはがれていないか、秋のうちに見ておく
水抜き栓の操作方法は住まいによって違います。取扱説明書や、札幌市水道局のホームページなどで確認しておくと安心です。
凍ってしまったとき・破裂したときの応急処置
水が出ないとき(凍結)
・凍っていそうな配管や蛇口にタオルを巻き、ぬるま湯をゆっくりかけてとかします
・ドライヤーの温風を当てるのも方法のひとつです
・熱湯を直接かけるのはやめましょう。急に温めると管や蛇口が割れることがあります
水が漏れているとき(破裂)
・まずは水道メーターの近くにある元栓(止水栓)を閉めて、水を止めます
・漏れた水が電気製品やコンセントにかからないよう、電源を切って移動させます
・床や天井が濡れたら、タオルやバケツで広がりを抑えます
・水道管そのものの修理は、お住まいの市町村の指定工事店に依頼します
マンションで上の階や下の階に水が回りそうなときは、すぐに管理会社にも連絡してください。
漏れた水で傷んだ天井・壁・床と火災保険
水道管が破裂すると、配管の修理だけでなく、漏れた水で濡れた天井のクロスや下地、壁や床の傷みが残ることがあります。濡れたまま放っておくと、シミやカビの原因になります。天井のシミについてはこちらの記事でも紹介しています。
水道管の破裂で室内が水に濡れた場合、火災保険の「水濡れ」などの補償の対象になる可能性があります。ただし、対象になるかどうか、配管そのものの修理費まで含まれるかは、保険会社の調査とご契約の内容で決まります。被害に気づいたら、片付ける前に濡れた場所や破裂した箇所の写真を撮っておきましょう。Msサービスでは、天井・壁の復旧工事のご相談とあわせて、申請に使う写真と見積書を無料でご用意しています。
ちかまるくんメモ:水抜き栓の場所、ご家族みんなで知っていますか?冬が来る前に一度、みんなで確認しておくと安心です!
まとめ
- 外壁に面した水回りや北側の部屋、床下・外の配管は凍りやすい場所です
- 冷え込む夜や家をあけるときは、水抜き栓で水抜きをするのが基本です
- 凍ったときはタオルとぬるま湯でゆっくりとかし、熱湯はかけないようにしましょう
- 破裂したら、まず元栓を閉めて水を止め、電気製品から水を遠ざけます
- 漏れた水で傷んだ天井や床は、火災保険の対象になる可能性があります。片付ける前に写真を残しておきましょう
写真1枚から相談できます。
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