屋根の板金がサビてきたら?塗装か張り替えかの判断基準|札幌

屋根を見上げたときに、板金(トタンやガルバリウム鋼板などの金属の屋根材)に茶色いサビが出ていて気になった、というご相談が秋になると増えてきます。サビは放っておくと少しずつ広がり、やがて穴があいて雨漏りの原因になることもあります。

直し方は大きく分けて「塗装」と「張り替え」の2つです。どちらが合うかはサビの進み具合で変わります。雪が積もる前の今のうちに、判断の目安を知っておきましょう。

屋根の板金がサビる主な原因

金属の屋根は、表面の塗膜(塗装の膜)が金属を水や空気から守っています。この塗膜が古くなって薄くなったり、傷がついたりすると、そこからサビが始まります。

  • 塗膜の劣化:紫外線や寒暖差で、年数とともに塗膜が弱くなります
  • 雪や氷による傷:雪下ろしのスコップや、屋根の上で動く雪・氷で表面がこすれることがあります
  • 水がたまりやすい場所:無落雪屋根の排水口まわりや、板金の継ぎ目、くぎ・ビスの頭は水が残りやすく、サビが出やすい場所です
  • 異なる金属の接触:種類の違う金属が触れ合っていると、その部分からサビが進むことがあります

「塗装」で済むか「張り替え」が必要かの目安

実際には屋根に上って状態を確かめてから判断しますが、おおまかな目安は次のとおりです。

塗装で対応できることが多い状態
・表面に点々と赤茶色のサビが出ている
・色あせやチョーキング(触ると手に白い粉がつく状態)がある
・板金そのものはしっかりしていて、押してもへこまない

この段階なら、サビを落としてサビ止めを塗り、その上から塗装することで、屋根を長持ちさせられる可能性があります。

張り替え(部分または全体)を考えたい状態
・サビが進んで、表面がぼろぼろとはがれている
・小さな穴があいている、または光にかざすと透けて見える
・板金が浮いている、めくれている
・すでに室内に雨漏りや天井のシミが出ている

サビで金属自体が薄くなっていると、上から塗装しても長くもたないことがあります。傷んだ範囲が一部なら部分的な張り替えや板金の補修、全体に広がっていれば屋根全体の張り替えを検討します。

放っておくとどうなる?冬前に確認したい理由

サビの穴は小さくても、雪どけ水が入り込むと屋根の下地(板金の下の木材や防水シート)を傷めます。下地まで傷むと、板金だけの修理では済まなくなり、工事の範囲が広がることがあります。

また、札幌の冬は屋根に雪が積もっている期間が長く、雪が積もってからでは屋根の状態を確かめることも、工事をすることも難しくなります。気になるサビがあれば、雪が降る前に一度見ておくと安心です。

天井のシミについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

費用の目安と火災保険の考え方

費用は屋根の広さや形、傷み具合によって変わります。Msサービスの目安は次のとおりです(いずれも税込)。

  • 板金の部分補修・シーリング:3.5万円〜
  • 屋根板金の張り替え(20㎡程度):20万円〜

塗装は面積や下地処理の量で大きく変わるため、現地で確認してからお見積りします。

なお、年数がたって自然に出てきたサビは「経年劣化」にあたり、一般的に火災保険の対象にはなりにくいとされています。一方で、雪の重みや強風で板金が曲がったりめくれたりして、そこからサビや雨漏りが起きている場合は、雪災・風災として扱われる可能性があります。どちらにあたるかは保険会社の調査とご契約の内容で決まりますので、気になる場合は写真を撮ってご相談ください。

ちかまるくんメモ:屋根には上らずに、地面や2階の窓から見える範囲で写真を撮ってもらえれば十分です。安全第一でお願いします!

まとめ

  • 屋根の板金のサビは、塗膜の劣化や雪・氷による傷から始まり、放っておくと少しずつ広がります
  • 表面のサビや色あせの段階なら、塗装で長持ちさせられる可能性があります
  • 穴・はがれ・浮きがある、雨漏りが出ている場合は、部分または全体の張り替えを検討します
  • 雪が積もると確認も工事も難しくなるため、気になるサビは雪が降る前に見ておくと安心です
  • 経年劣化のサビは保険の対象になりにくい一方、雪や風で壊れた部分は対象になる可能性があります

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